旧国鉄中央線の廃線とトンネル群
毎年この時期は学会シーズンですが、22日23日と久しぶりの連休でしたので、新聞で見かけた「愛岐トンネル群と廃線跡の自然を歩く~第4回市民公開」に出かけました。
私は鉄道マニアではありませんが、案内の
「廃線後約半世紀、2年前(2007年)まで全く人の手が加えられずそのまま残った姿は、まるで昔にタイムスリップした錯覚すら湧きあがり・・・」
「廃線跡には一部を除きレールも枕木も残っていません。ところがその後、放置されたことが幸いし、樹木やモミジが群生し、自然と遺産群が共生する全国でも珍しい場所に・・・・」
と言う文句に興味を持ったのです。11月21日から3日間のJR定光寺駅からアプローチできる4号5号6号トンネル付近を散策できます。限定公開です。(この場所は民地です)
別に普通の日でも行けるじゃないかと思っていたのですが、実際訪れてみると、当日は、特別の階段や足場を設置して、係の人が誘導してくれるのですが、一人では確かに行けそうもありません。
4号トンネルを抜けたところにある、見事なモミジ。紅葉がキレイです。
22日は曇天でしたが、21日にテレビや新聞で報道されたこともあり、たくさんの方が訪れていました。足下には枕木の下にひかれていた石があり、線路の跡が思い起こされます。そして何よりも豊かな自然にホッとさせられます。
トンネルの中はこんな感じ。(5号トンネル)。次の6号トンエルは長く、曲がっている為、真っ暗でした。携帯のライト照明で足下を照らして歩きました。
明治33年に、名古屋ー多治見 間を蒸気機関車で結んだ旧中央線の面影と手つかずの自然にふれることのできた貴重な経験でした。
今回の事業は 「NPO法人 愛岐トンネル群保存再生委員会」の主催で行われていました。将来は自治体との協働しネイチャーロードとしての常時開放を目指しているとのことです。
ご興味のある方は 「トンネル群再生」検索でHPをご覧下さいとパンフレットに案内されていました。