正しい歯の磨き方
歯の磨き方について
step1 どんな歯ブラシがいいの?
① ヘッド(毛のついた部分)がコンパクトであること
② 柄はストレート(まっすぐ)
③ 毛の堅さは柔らかすぎない
といった点がポイントです


当歯科医院ではPDR社のHANONをオススメしています。ご希望の方は診療所にお寄りいただくか、ご希望いただければ郵送いたします
HANONは細い毛と太い毛の2重植毛になっていて、ポケット内のプラークも効果的に清掃できます
さらに磨きたい方はこちらをどうぞ
step2 あて方のコツは?
それぞれの当てた場所で10回から20回、軽く振動させます
当て終わったらその隣の場所に移動します

step3 みがく順番は?
左の図では、右利きの人は、みがきにくい右下内側から左下内側へ、下の内側が終わったら上の内側へ
下と上の内側が終わったら、右上の外側・・・という順番です
磨いていない場所がないようお気をつけください
(左利きの方は、左下内側からすすめると良いでしょう)

step4 どんな場所を気をつけてみがけばいいの?
- 上の前歯の裏側・・・歯と歯ぐきの境め
- 上の奥歯の裏側・・・歯のつけね
- 上の奥歯の外側・・・・見えない所
- 下の奥歯の一番奥・・・見えない所
- 下の奥歯の内側と外側・・・歯のつけね
- 下の前歯の内側歯と歯ぐきの境め
よく磨けたところは、舌でさわると、ツルツルしています
鏡を見てチェックされると良いでしょう

step5 歯磨きの時間は?
ステップ2のとおり、きちんと行うと慣れない人なら5分から10分
なれた人でも最低3分から4分必要です(実際に丁寧に行うと5分はかかります)
洗面所で鏡を見ながら毎日行うと長続きしません
お風呂に入りながら、テレビや新聞を見ながら、いわゆる「ながらミガキ」をおすすめします
step6 電動歯ブラシを使いたいのだけれど・・・
上記のステップ2~5をきちんと行うことができる方・・・・・電動歯ブラシをお使いになることのよって、歯磨き時間を短縮させることができます(2から3分に)
電動歯ブラシの短所:正確に当てることができなかったり、長時間当てすぎたりすると、歯の表面や、歯肉を痛めるおそれがあります

step7 歯間ブラシとデンタルフロス
一般にはどんなにうまくできても80~85%くらいしか、汚れは取れきれない、といわれています
歯ブラシだけではすべてミガキ残し無くお掃除することは不可能なのです
ですから補助的な歯の清掃道具が必要です
歯の隙間が狭い方はデンタルフロスをお使いになると良いでしょう

歯間ブラシが一般的です

step8 もっと、キレイにしたい方は
かぶせもの(冠)と歯のすきまが気になる
矯正治療中で磨き残しが気になる
補助器具を使わず、歯の間をキレにしたい
そんなキレイ好きのあなたは、ペンフィットをおすすめします
step9 それでもミガキ残しはあります
通常は半年に1回で十分です
普段からのお手入れ&定期検診
によってあなたのお口の健康は守られるのです

いつもキレイな歯でいるために
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この記事の筆者
長谷川 亨(はせがわ とおる) 歯科医師 博士(歯学)
1959年 愛知県名古屋市生まれ。 愛知学院大歯学部歯学科卒業。
スカイル福与歯科等研修をへて1988年長谷川亨歯科クリニック開院
現在 同クリニック院長 (有)長谷川ビル 代表取締役
論文
・歯周炎患者歯肉の電子顕微鏡的研究 ―固有層の炎症層の特徴について― 愛院学院大学歯学会誌
・実験的歯の移動に伴う歯槽骨骨改造活性の動的把握の試み ―鉛生体染色法を用いて― 松本歯学
・ヒト歯肉組織の肥満細胞 免疫組織科学的研究 松本歯学 他