診療時間
受診予約・お問い合わせ052-262-8148

第37回 日本臨床歯周病学会 IN北海道 🦀🦀

こんにちは。
6月22日、23日に北海道で開催された臨床歯周病学会に、歯科衛生士6人で参加しました!

私は、今年入社の櫻井さんと共に、
歯周病治療の際に当院でも使用しております、
歯周組織再生剤「リグロス歯科用液キット」についての講演に行って参りました。
(まわりが歯科医師のかたばかりで緊張しました…。)

DSC_1173

「リグロス」は組換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする
世界初の歯周組織再生医薬品です。

歯周病は、歯の周りの歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質)に炎症が起こる病気です。
歯を支えている歯槽骨まで吸収されてしまいます。

歯周病の治療は、
スケーリング(歯面や歯周ポケット内に付いたプラークや歯石などを、スケーラーという専用の器具を用いて除去すること)
ルートプレーニング( 毒素や微生物で汚染された表層を除去し、ざらざらしている歯の根の表面を滑沢に仕上げること)
が、基本です。

歯周ポケットの深さが、器具が届く程度までであれば
スケーリング・ルートプレーニングで、非外科的に根面の清掃をすることは可能ですが(手術は不必要)、
それ以上ポケットが深くなってくると、歯ぐきを開いて根を直接目で見て
根面を清掃するといった専門的な手術(フラップ手術)が必要になってきます。

ただし、このような原因除去療法のみでは、炎症の改善や歯周ポケットの減少で歯周病の進行を抑制できても、
失われた歯周組織を再生することは困難です。

歯周組織を再生するための治療法はいくつかありますが、
手術手技や、薬剤の安全性の問題が指摘されています。そこで、このような問題を解決するために
次世代の歯周組織再生剤としてリグロスが開発されました。

15年に及ぶ臨床試験の結果から、2016年12月に販売が開始され、
保険を使って歯周再生治療を受けることができるようになりました。

リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により
歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進します。
フラップ手術で、プラーク・歯石などを取り除いた後に歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、
歯を支えている歯周組織の再生を促します。

リグロスの利点は、きれいにした根面に塗布するだけでいいこと、
複数歯に適応しやすいこと、
また、保険適応により患者さんへの負担が少ないことです。

今回の講演では、リグロスをより効果的に使用していくための症例の選択や使用法を学びました。

当院では、歯周病専門医の吉成先生が、リグロスを使用して歯周病治療をしております。

学会の内容を先生とも共有し、私は手術時のアシスタントや、リグロス治療後の定期検診時など、
これからの診療に生かしていきたいと思います。

DSC_1193

院長先生、今年もこのような機会をありがとうございました。

和気藍子