インビザラインGoについて
インビザラインGoシステムは
マウスピース(取り外しできるプラスチックの装置)を使用して、歯を動かす治療法です。
このシステムは矯正期間が20ステージ(1ステージ2週間程度)に制限されているため通常のインビザラインと比較すると半額以下で歯並びを改善することが可能です.
インビザラインGoシステムの費用について
インビザラインとインビザラインGoシステムの違いについて
痛みを感じにくい安全なシステム
特別なマウスピースを使います
インビザラインGoシステムでは
特別にデザインされた
マウスピース素材を使用しています。
光学スキャナー(iTero)にて歯型のデータを
コンピューターに取り込み、そのままアメリカの
アライン・テクノロジー社へ送信されます。
アライン・テクノロジー社では
独自開発したソフトウェアを用いて
AIにより治療計画を立案し、
3Dプリンターでオーダーメイドの精密な
マウスピースを作成されます。
デジタル化された無駄のないシステム
型どりから全てデジタル化されており
ほとんど誤差がなく
精度の高いデータに基づいて
歯が動かされていくため
効率的かつ無理のない歯の移動が行われます。
短期間で安全にご使用いただけます
型取りは通常最初の1回だけ、
その後は
コンピューターのシミュレーションにより
新しい装置が作られていきます
また、光学スキャナーは
放射線を一切使用していないので
妊婦さんやお子様にも安心してお使いいただけます
インビザラインGoシステムの治療の流れ
1 相談と診査
治療の概要について説明させていただきます。
ご希望の方はその日のうちに、歯並びの検査と
歯型のデータ採取(光学スキャニング)を行います。
※ この時 お口全体の検査(保険治療)も行います。
2 3Dシミュレーション
1のデータをもとに、コンピューターのシミュレーションを行います。
それにより治療の可否が判定され、治療可能な方は
・ 治療期間
・ 通院回数
・ 治療後のイメージ像
・ 費用
などをお伝えします。 ※ 治療の可否についてはこちらをご参照ください
(ここまでは 矯正費用はかかりません)
3 治療契約
3Dシミュレーションの結果をご確認いただいたのち、治療が始まります。
1のデータは、デジタルデータとして米国のアライン・テクノロジー社へ送信後、
独自開発されたAIを用いたソフトウェアにより、さらに精密な治療計画が立てられます。
そのデータを元に3Dプリンターでオーダーメイドの精密なマウスピースが送られてきます
4 マウスピースの装着
完成したマウスピースをお渡しします。
歯科医師の指示に従って装着していただき、1~2週間ごとに新しいマウスピースと交換します。
4~6週間に1度通院いただき、歯がどのように動いているかチェックします。
5 治療の完了
歯の移動が終了すれば、治療完了となります。
後戻り防鼠装置(保定装置)をお渡しします。
(治療終了後の装置は無料です)
インビザラインGoシステム治療中の注意について
インビザラインGoシステムは確実に歯を動かす優れたシステムですが、
マウスピースを1日20時間以上つける必要があります。
また、マウスピースは最大20枚用意され
それぞれ2週間ごとに新しい装置と交換していただきます
基本的に、お食事は外して召し上がっていただきますが、
それ以外の時は常時装着願います。
マウスピースお取り扱いについて
自由に取り外しができる点はとても便利なのですが
ご自身で忘れずにしっかりと装着しておく必要があります。
つけるのを忘れてしまったり1日の装着時間が短かったりすると
思うように効果が現れず治療期間が長引いてしまうことがあります
マウスピース装着により
・ 擦り傷や痛み圧痛 発音への影響
・ 舌のもつれ
・ 一時的な唾液の増加または口の渇き
が起こる可能性があります
噛み合わせが変化することで違和感や不快感を感じることがあります
矯正期間中にアタッチメントの装着の研磨や削合をすることがあります
最終的にかみ合わせ調整のために歯のの研磨削合を行うことがあります
治療完了後に歯の位置が移動することがあります
最初のうちは多少発音が不便に感じられるかもしれませんが数日経てば普通に発音できるようになります
インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が
1999年からスタートした実績のあるの矯正治療法です。
上下全顎を対象とする治療のみ提供されておりましたが、
前歯など、特に外観で目立つ部分に限局した治療法として
2017年「インビザラインGoシステム」がリリースされました
インビザラインとのちがい
インビザラインGoは 矯正装置のデザインや動かすメカニズムは同じですが、
部分矯正に特化している点に大きな違いがあります
インビザラインGoシステムは矯正期間が20ステージ(1ステージ1週間程度)
に制限されています
そのため治療費も抑えることができ、通常のインビザラインと比較すると
半額以下の費用で歯並びを改善することが可能です
長谷川亨・歯科クリニックの矯正治療
・ 矯正治療~ワイヤー矯正
・ 矯正治療~マウスピース矯正(インビザラインGoシステム)
・ インビザラインGoシステムについて
この記事の筆者
長谷川 亨(はせがわ とおる) 歯科医師 博士(歯学)
1959年 愛知県名古屋市生まれ。 愛知学院大歯学部歯学科卒業。
スカイル福与歯科等研修をへて1988年長谷川亨歯科クリニック開院
現在 同クリニック院長 (有)長谷川ビル 代表取締役
論文
・歯周炎患者歯肉の電子顕微鏡的研究 ―固有層の炎症層の特徴について― 愛院学院大学歯学会誌
・実験的歯の移動に伴う歯槽骨骨改造活性の動的把握の試み ―鉛生体染色法を用いて― 松本歯学
・ヒト歯肉組織の肥満細胞 免疫組織科学的研究 松本歯学 他