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AAP(アメリカ歯周病学会)に参加 -2

aap2008

本年の学会のテーマは”On the Shoulders of Giants” でした。

直訳すると「巨人の肩の上で」と、何のことか解りにくのですが、これは、アイザック・ニュートンの “If I see further, it is because I stand on the shoulders of giants.(我々が遠くを見ることができるのは、巨人の肩の上に立っているから)”の一部を引用したもので、研究者や臨床家として、過去から築き上げられてきた業績に対し敬意と感謝の心を持ち、さらなる発展をめざそうといった趣意のようです。

学会のセッション中もこのテーマについて、各演者が随所でふれていました。

別の見方をすれば、インプラントに注視されすぎる傾向がある現状を憂いて、インプラントについての新しいトピックスのみを追い求めるのではなく、もう一度歯周病のメインストリートに立ち戻ってみようという、学会からのメッセージのようにも受け取れます。(少し考えすぎでしょうか)

今ある歯を残すのか、積極的に抜歯してインプラント治療に移行していくのかは、とてもデリケートな問題なので、今後ともおおいに論じられて良いテーマだと思います。