短期間で白い歯に  (ご質問に答えて)

2007年7月20日歯のコラム

患者さまから
① 矯正とホワイトニングは同時にできるか?
② 白い詰め物はホワイトニングの前にするの後にするの?
といったご質問を受けることがあります。

術前ortho

実際の例を見ていただきながらご説明します。これは治療前の写真です。
矯正とホワイトニングをご希望でした。矯正期間中は、器具がついているためホワイトニングは行えません。よって先に矯正を行い、その後ホワイトニングを行います。

この例は正面の前歯2本を動かすだけでしたので、矯正の治療期間は約2ヶ月間、費用は157,500円でした。

その後ホワイトニングを行い、詰め物の色の変色も気になるとのことでしたので、白くなった歯に合わせてレジン(合成樹脂 保険治療です)を詰めました。

術後ortho

もちろん、状況によって治療順序が前後することはあります。
詳しくは 当院HPをご参考にしてください。

臨床歯周病学会 市民フォーラム 「噛んで防ごう認知症」

2007年7月11日歯のコラム

6月23日(土)にNPO法人 日本臨床歯周病学会主催の市民フォーラムが開催されました。

テーマは「噛んで防ごう認知症」です。

食べ物を噛むことは、ただ食事のためだけでなく、その運動と刺激が脳を活性化させるという研究を紹介し、そのために歯を守る事の大切さ、そしてそのためのノウハウをお伝えするという、市民参加型のフォーラムです。

介護施設での検診に行くと、確かにご自分の歯でお食事されているおじいちゃん おばあちゃんの方が、歯を失った方よりも健康そうで表情もゆたかであることは経験的に感じていましたが、データを出してきちんとお話を聞く機会はなかなかありませんでしたので、とても良いフォーラムだと感じています(自画自賛!)

不肖 長谷川もこの企画の責任者のひとりとして、立案、準備、そして当日は座長(司会)をさせていただきました。

参加希望者は事前申し込みのかたちで募集したのですが、企画が良かったのか、学会会員の熱心な告知が効を奏したのか、2週間前には定員オーバーとなり、それ以降の参加申し込みされた方はお断りしなくてはならない状況でした。

当日は予想通り満員御礼、立ち見がでるほどの熱気で、講師の先生方も時間をオーバーするほどのフィーバーぶりでした。翌日、新聞社2社(中日新聞、読売新聞)にフォーラムの様子を報道していただきました。

講師の先生は
船越正也 先生 (元朝日大学長 朝日大学歯学部名誉教授)
服部恭子 先生 (元名古屋市立緑市民病院看護婦長)
若林勝夫 先生 (日本臨床歯周病学会指導医・東京都開業)でした。

jacp

歯が痛い 5

2007年7月8日歯のコラム

左上の神経を抜いた歯は、順調に治療が進み、神経を抜いてから3回目で、神経の治療を終了し、かぶせる治療に。

治療中の歯の1本手前の歯も、かぶせものが痛んでいたので、一緒に治しました。

型を取って、次回にはキレイなセラミックス冠が2本入ります。

奥歯とはいえ、右側の歯の大きさが少し小さく、笑ったとき左右のバランスが良くなかったので、それを考慮して、歯科技工さんに作ってもらいました。

痛みが出てから、6回かかりました。キレイに治りました。かみ合わせもしっかりしています。

「歯科の治療は回数がかかるものですねえ」と、患者さんがよくおっしゃるセリフについ納得してしまう、今回の治療でした。

勤務医の先生、歯科技工士さん、それと夜遅くまでアシスタントについてくれた歯科衛生士と歯科助手の皆さん、どうもありがとうございました。ブログで私の治療におつきあいいただいた皆様もありがとうございました。

でもまだ、他の所もありますので、引き続きよろしくね。

この後の経過は、追ってご報告させていただきます。

歯が痛い 4

2007年7月5日歯のコラム

(前回までのあらすじ)
歯医者のくせに、右上奥の歯が痛くなったこのブログ管理者(長谷川デス)は、ついに痛みに耐えられなくなり、勤務医の先生に治療を依頼。3Mixでいったん痛みは鎮静されたが、再度 痛みが発現し、いよいよ神経を抜かねばならぬ事態に・・・・

(本文)

神経を抜いて帰宅して、麻酔が切れたあと

うーん 快適。
今までのような、噛んだときの痛みも、違和感もありません。

抜髄(神経を抜くこと)バンザイ!

でも、これでこの歯は血液の通っていない(失活した・・専門用語です)歯になってしまったかと思うと、少し微妙な心境です。
しかし、今までの不快感や痛みを考えると、とても心が安まります。

歯医者は神経を極力残そうと努力するのですが(少なくとも私はそうです)患者さんの訴えをキチンと聞いて、しかるべき判断をすることの大切さを、今更ながら実感したのでした。

少し 前のことなので、思い出しながら書いてます。

この歯は、その後 神経の治療をすすめ、冠(クラウン)をかぶせる予定です。

それとは別に、たまたまレントゲンで勤務医の先生がおっしゃるには

「左の下と右の下の歯も少しおかしいですよ」
「左の下は、一部 歯を抜かなければいけないカモ・・・」
と虫歯の早期発見のご神託が・・・・・

実はそこの所、以前から、ちょっと怪しいと自覚していたのですが、現実逃避していたのでした。

新患でお見えになった患者さんが
「この際、全部治してください」と力強くご依頼されるのをよく聞くのですが、
思わず、同じセリフを言ってしまった、私 長谷川でした。

闘病生活はまだまだ続きます。

歯が痛い 3

2006年8月3日歯のコラム

担当医の先生に 症状を説明

担当医「じゃあ抜髄(神経を取ること)しましょうねー」

明るく、テキパキと準備してくれました

うーん、頼りになるなあ

麻酔を打って(無痛麻酔)

治療約20分

治療を受けてわかるのは、治療者の「おやっ?」とか「うーん」とか「よっしゃ」とかいう つぶやきというか、独り言にとても敏感になります。

そういえば、歯科学生時代 臨床実習を始める前に、

治療中は、何があっても「あっ」とか「しまった」とか言ってはならぬゾ

と、偉い先生の注意があったけれど、

治療を受けて実感しました。

ちょうど先生の口元が耳の近くにあるし、精神的に敏感になってるので、

耳元で「あれー おかしいなあー」とでも ささやかれた時には、救いようのない暗澹たる気持ちになるでしょう。

ということで、本日の治療終了

担当医「だいたい、神経取りました。冠に穴を開けて治療しているので、続きは今度します」

ほっと一息です。

麻酔でしびれた頬を気にしつつ、帰路へ。

<2時間後>

痛くない !

かんでも大丈夫 !!

抜髄 万歳 !!!

おいしく食事を頂きました。

「神経を取るのは歯には良くないけれど、やっぱり歯は噛めてナンボのモノだなあ」
と妙に感心して、

安らかな眠りに。

次の予約は1週間後

闘病はまだまだ続く予感が・・・・(以下次回へ)