インビザライン(マウスピース矯正) への道 その2

2021年4月15日歯のコラム

その2  スキャニングとシミュレーション

ワケのわからない単語が出てまいりましたが、

スキャニングとは歯並びの型どりのことです。

歯医者さんでよく行う、模型作りのための型どりです。模型を見ると客観的に状態を診断できます。

模型はこんな感じです

石こう模型

通例では、ぐにゃっとした粘土のようなもので、型どりして石こうを流し込んで作るのですが、

インビザラインGoではコンピューターで光を当てて行いますので、

模型バツ

模型は作る必要はありません。

スキャナーはこんな感じです

itero05

実際にスキャニングしてもらいました。

歯科衛生士と歯科医師 皆でスキャニングのセミナーを受けたので、

歯科衛生士のヨシモちゃん(我々はこう呼んでいます)にお願いしたところ、

サクサクと行ってくれました。

itero 06

型どりしたのち、それがどのように治療されるか、

その結果を見るのがシミュレーションです。

ネット経由で10分以内に送付されてきます。

シミュレーションとは、実際に歯がどう動くか、見てみることです。

インビザラインGOのソフトで簡単に行えます。

実例をご覧ください。

unnamed
https://youtu.be/BjfP8zLS1-8

さて、インビザラインGoは次のように進みます

① シミュレーションする

② 治療開始(契約)する  ←現在ココ

③ アライナー(マウスピース)を作る

④ アライナーを毎日 装着する

⑤ 1から2週間ごとに新しいものに交換する

⑥ 20週から40週で 終了

シミュレーションでOKが出れば、

契約書(同意書)に署名していただきます。

費用はウェブサイトをご覧ください。

注)
2021年7/1契約分より 片顎434,500円 上下顎484,000円 ですが
それ以前はオープニング価格で若干の割引が適用されます。


契約から約2週間で オーダーメードのアライナー(マウスピース)が海外の工場より送られてきます。


アライナーが届いたら、いよいよ治療スタートです。

(続く)   

インビザライン(マウスピース矯正) への道 その1

2021年3月21日歯のコラム

その1  はじまり ~ 院長自らやってみました

いつも、当クリニックの Websiteやブログを読んでいただきありがとうございます。

院長の長谷川です。

2021年(令和3年)から、当院で”インビザラインGoシステム”を導入しました。

  インビザラインGoシステムの説明はこちら →

 目立たず、早く、簡単に、(そして安価に)矯正が行なえる 」

がうたい文句のこのシステム、

評判は本当かどうか(別に疑ってはいませんが・・)、

患者様の目線で検証するために、

また、実際に受診される患者さんに、適切なアドバイスができるように、

まずは、自分でやってみようと

私自身がインビザラインGoを実際に受診することにしました

2021年1月から開始し、現在まだ治療中ですが

実際の治療経過について 適宜 報告させていただきたいです。

まず私の歯並び

両親からいただいた歯並びに文句を言う気は全くありませんが・・・

・・・・少し 出っ歯です。

toru invisa07

(この画像は、スキャニングした実際の私の歯並びです)

・・・

さらに

・・・

・・・下の前歯が歯並び悪いです。

toru invisa08

ということで、さっそく始めてみました。

まずは、iTero (デジタル スキャナー) で歯の型どりからです。

(続く)

JAO設立25周年記念講演会

2020年12月5日歯のコラム

11月29日(日) JAO設立25周年記念講演会が、

名古屋観光ホテルにて開催されました。

jao02

JAO(日本オッセオインテグレーション アカデミー:インプラントの研究会)は、

当時まだメジャーでなかったインプラント治療の正しい普及を目的として、

私を含めた4名をチャーターメンバーとして1995年に設立されました。

主に月一回の勉強会と、年一回の特別例会を通し、

地道に活動してまいりましたが、

本年で25周年を迎えることとなり、その記念の講演会を開催いたしました。

講師にブローネマルク・オッセオインテグレイション・センターの

小宮山彌太郎先生をお迎えし、

『より良いインプラント治療をめざして』の演題で

ご講演をいただきました。

当クリニックからは、私と2人の先生で参加いたしました。

コロナ禍のさ中、円卓に3名という感染防止の厳戒態勢の中講演は行われました。

jao01

講演内容は25周年記念講演にふさわしく、

日本でも有数のインプラント研究者であり臨床家でもある、

小宮山先生ならではの鋭い考察と技術的なアドバイスが多くちりばめられており、

「真に患者さんにとって有益なインプラントとは何か」

について、深く考えさせられるとても意義深い内容でした。

これからも引き続き、インプラント治療に真摯な姿勢で向き合っていきたいです。

 

 

      

歯科学術研究会 口腔内スキャナーとデジタル化

2020年10月18日歯のコラム

令和2年9月13日(日)

愛知県保険医協会の歯科学術研究会が

名古屋市中区の保険医協会伏見会議室でありました。

講師は天野錦治(北名古屋市 アマノ歯科医院院長)先生です。

口腔内スキャナー臨床 ~デジタル化とその取り扱いと今後の展望

がテーマでした。

OIP

口腔内スキャナー(光学印象)は歯の治療でよく行われる

型取り(歯を作るための模型作りに必要です)をデジタルで行う技術です。

型取りは、喉が苦しくなる方には苦痛なモノですが、

これによって光を当てるだけで型取りが行えます。

また、模型を作ることなく最終的な人工の歯を作製できるので、

操作上の誤差を減らすことができますし、実際の歯型模型を保存する必要も無く

(デジタルデータで保管されます)、製作過程を単純化することができます。

OIP00

当院でも導入を考えていますが、

各メーカーによって特徴が異なることと、

まだ実際に使用している歯科医院のデータが多くないため、

慎重に当院の治療状況にあった器具を選別したいと考えています。

歯の治療は手作業が多く、デジタル化されにくい分野ではあるといわれておりましたが、

技術革新により術者、患者さん双方にメリットをもたらされるのは喜ばしい限りです。