臨床歯周病学会に参加して。その3

2012年7月1日学会, 歯のコラム

6月16、17日と日本臨床歯周病学会に参加させていただきました。
初めての学会という事もあり、まずその規模の大きさに圧倒されてしまいました。

セミナーは、東日本大震災における身元確認活動などとても興味深い内容ばかりでとても勉強になりました。

わたしが聞いた中で特に印象に残ったのは、「インスツルメンテーション」というもので、歯周治療で衛生士がどこまで改善できるかその治療計画をどうしていくかというものでした。
歯茎の中の歯の形態やポジショニング、器具の使い方など歯周治療のことを深く学ぶことができました。
歯周治療は衛生士がメインで行う処置になるのでこれからの治療に活かしていきたいです。

余談ですが、2日とも会場になった京王プラザホテルで昼食をとりました。
1日目は韓国料理2日目はイタリアンでどちらもとてもおいしくいただきました。写真は1日目のものになります。
ただ残念なのが1日目の夜にホテルのバーに院長と3人で行こうとしたのですが、満席で入れなかったことです。
また機会があったら行ってみたいと思います。
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歯科衛生士 秋山 美樹

臨床歯周病学会に参加して。その2

2012年6月29日学会, 歯のコラム

先週末、東京で開催された臨床歯周病学会に参加してきました。

私が参加したセミナーは『天然歯を守る』というテーマでした。

近年8020運動の知名度があがり年々と高齢者の生存歯が昔より増えているそうですが、
そのほとんどの方が歯周病になっていて何かしらご自身の歯に不満を抱えているそうです。
歯がたくさんあってもちゃんと咬めなければ意味がないですよね??

このセミナーに参加して改めて定期検診の重要性を実感しました。

また、患者様にあった歯磨き指導を行わなければならないと思いました。

なぜならみなさんそれぞれの生活習慣があるので無理な内容を指導しても
継続していただけないのが大半だからです。

今後セミナーで学んだ事を活かして、患者様とコミュニケーションをとり
患者様にあった歯磨き指導をしていきたいと思いました。

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歯科衛生士 中野梨沙

日本臨床歯周病学会に参加して。その1

2012年6月25日学会, 歯のコラム

去る6月16日(土)、17日(日)に開催されました日本臨床歯周病学会に
参加してまいりました。
両日とも、とても内容が濃い内容のセミナーや講演ばかりで、大変勉強になりました。

その中でも、特に、2日目の歯科衛生士アニタ・ダニエルズさんの特別講演が印象的でした。
アニタさんは、アメリカでご活躍されている現役の歯科衛生士でいらっしゃいます。
講演内容は、インプラント治療を受けられた方の口腔ケアについてでした。

近年、インプラント治療を受けられる方が増えており、
その後、定期検診を受けられ、治療後の状態を維持していくために、
歯科衛生士の役割が大きくなっていると思います。
そこで、歯科衛生士として、患者さんのケアを行うために、
基本的なインプラントの構造を改めて学び、具体的な清掃方法や、有効な道具、
ケアを行う上での注意点などを学ぶことができました。
この2日間で学んだことを、しっかりと身につけて、診療にたずさわる際に
活かしていきたいと思います。
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歯科衛生士 石塚 千寿子

日本臨床歯周病学会 in 東京

2012年6月24日学会, 歯のコラム

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6月16日(土)17日(日)の二日間、日本臨床歯周病学会(JACP)に参加しました。
当院からは、院長と 4名の歯科衛生士で参加しました。

日本の大きな歯周病学会は 日本歯周病学会(JSP) と日本臨床歯周病学会(JACP) がありますが、JACPは、取り扱うテーマがより臨床的〈=実践的)で、開業医には勉強になる学会です。

歯科衛生士の教育や研究にも力を入れていて、今回の学会でも、歯科衛生士向けの様々なプログラムが企画されています。

特に今年は、学会の30周年記念大会で、盛りだくさんのプログラムで、盛会でした。

会場は京王プラザホテルで、昼は頭を鍛え、夜は〈例によって)胃袋と肝臓を鍛えるという、なかなかのハードスケジュールでした。

詳しい報告は、参加された衛生士さんからあります。〈と思います)

AAPアメリカ歯周病学会に参加しました 5

2010年11月8日学会, 歯のコラム

ゴーストツアー続き)

そんなことを3時間半ほど繰り返すと、いよいよツアーも終わりに近づきます。
最後に中国人の墓地で「皆、怖いと感じたか?恐怖よりも心地よさや安心感を感じた者もいるはず。霊は邪悪なものもあるが、敬意をもって接すれば皆を守ってくれる霊もいることが理解できたのではないか(訳:長谷川。英語聞き取り能力の不足により正確かどうかは不明)」というような、まとめをして、最後に参加者全員の勇気に拍手を送り(このとき初めて皆から少し安堵の笑い声が・・・)、無事ツアーは終了しました。

さて、長谷川の心霊写真撮影の結果は・・・・・途中から撮りまくったため、撮影枚数が300枚を超え、まだ確認作業を進めています(ほとんど真っ暗です)。何か写っていたら、また、ご報告させていただきます。
(ツアーにご興味のある方に・・・説明は英語だけですが、英語が聞き取れなくても十分楽しめると思います。小さいお子様は参加できません)

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ハワイコンベンションセンター

ということで、AAP報告よりツアーの報告が多くなってしまいましたが、アメリカの学会は日本と比べ、ドライな印象があります。つまり、変な仲間意識というか、閉鎖的なところがなく、もちろん学会における学派の派閥というか、人のつながりやしがらみは、きっとあるのでしょうが全体的に誰でも公平に参加でき、発言できる機会が与えられています。

それと、参加費はかなり高いのですが、設営には十分な資材や人材が投入されていて、学会期間を通して快適に過ごすことが出来ます。「費用設定は高くするが、それに見合ったモノを提供する」という姿勢が徹底していて、参加する者もそれを承知して参加するのですが、長年に亘って学会が運営され続けていることは、それに見合ったモノを提供し続けている証なのでしょう。

歯科分野は、医科とは異なり、全く新しい病気や治療法が出にくい、つまりイノベーションが起こりにくいので、どうしてもテーマが限局されたりマンネリ化したりしやすいのですが、それでもまだ歯周病学は新しい課題についての研究の余地があるように感じています。日頃の臨床から一歩下がって、全体を俯瞰し自分の臨床の方向性を定める意味でもまた参加したいと思います。

長谷川亨・歯科クリニック