12月7日に衛生士の3人で
 日本臨床歯周病学会主催の教育講演とハンズオンセミナー
 に行ってきました。
 歯周病に関連のある歯肉の中の歯石を除去する治療を
 『SRP(スケーリング・ルートプレーニング)』というのですが
 その治療は衛生士が主体で行うことが多く
 歯周治療においても重要な治療なので
 そのことについての講演と実技の内容はとても魅力的でした。
歯肉の中の歯面に付着している歯石は
 固いので歯科専用のスケーラーという器具で行うのですが、その器具のメインテナンス
 をきちんと行わずSRPを行うと
 歯石がきちんと除去できないばかりでなく
 歯石の表面をつるつるにしてしまい
 結果、歯石の取り残しになってしまうということでした。
器具のメインテナンス法を『シャープニング』というのですが
 午後からそのシャープニングについてのハンズオン(実技)指導を受け
 さらに、模型でのSRPについて、講師の先生からご指導いただきました。
診療中、なかなか疎かにしてしまいがちな
 シャープニングですが、やはり器具のメインテナンスを
 きちんと行う行わないによって、治療結果が全く変わってきてしまうので、
 器具のメインテナンスの大切さを実感いたしました。
今後は、診療所のスケーラー(歯石を取る器具)のシャープニングの時間をきちんととっていき
 SRPの技術面も向上していけるようにしたいです。

奥野美樹







