教育講演とハンズオンセミナーについて

2015年1月25日研修会・講習会

12月7日に衛生士の3人で
日本臨床歯周病学会主催の教育講演とハンズオンセミナー
に行ってきました。

歯周病に関連のある歯肉の中の歯石を除去する治療を
『SRP(スケーリング・ルートプレーニング)』というのですが
その治療は衛生士が主体で行うことが多く
歯周治療においても重要な治療なので
そのことについての講演と実技の内容はとても魅力的でした。

歯肉の中の歯面に付着している歯石は
固いので歯科専用のスケーラーという器具で行うのですが、その器具のメインテナンス
をきちんと行わずSRPを行うと
歯石がきちんと除去できないばかりでなく
歯石の表面をつるつるにしてしまい
結果、歯石の取り残しになってしまうということでした。

器具のメインテナンス法を『シャープニング』というのですが
午後からそのシャープニングについてのハンズオン(実技)指導を受け
さらに、模型でのSRPについて、講師の先生からご指導いただきました。

診療中、なかなか疎かにしてしまいがちな
シャープニングですが、やはり器具のメインテナンスを
きちんと行う行わないによって、治療結果が全く変わってきてしまうので、
器具のメインテナンスの大切さを実感いたしました。

今後は、診療所のスケーラー(歯石を取る器具)のシャープニングの時間をきちんととっていき
SRPの技術面も向上していけるようにしたいです。

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奥野美樹

米国大学院同窓会(LSAPD) 公開セミナー

2015年1月17日研修会・講習会, 歯のコラム

皆様 新年 あけましておめでとうございます。

さて、2015年1月11日(日) 年明け早々、研修会に行って参りました。

虎ノ門ヒルズフォーラム(東京)で開催された

第19回米国歯科大学院同窓会(JSAPD)公開セミナー  です。

テーマは 「然歯を守るための知識と技術」 でした。

10名の演者がテーマについて、それぞれ専門の 歯周病、矯正、歯内療法、補綴、インプラントの視点からご講演されていました。

講演時間が短かいため、もう少し先まで聞きたいなと若干の消化不良感は否めませんが、年の初めに自分の興味のある点が抽出できたことは収穫でした。

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さて主催のJSAPDは、米国の歯科大学院を卒業した日本人歯科医師のグループとのことです。JSAPDの存在は以前より知ってましたが、参加するのは初めてです。

今回は、JAOの村上先生、アメリカワシントン州在住の中山吉成先生のお誘いを受けての参加でした。

本年も新しい知識や技術を習得し、日常臨床の場で患者様に還元して行こうと考えています。
本年もよろしくお願いいたします。

歯内療法の学術講習会

2014年7月13日研修会・講習会

 7/13(日) ワールドカップ3位決定戦(ブラジルvs オランダ)が早朝行われた日でしたが、午後から講習会がありました。

大阪歯科大学同窓会愛知県支部主催の学術講習会で、
講師は 石井宏先生 (東京都開業)
演題は 「歯内療法専門医が考える保存と抜歯の基準」 でした。

石井先生は、日本でも少ない歯内療法専門医で、歯内療法専門の診療所を開業しています。
ちなみに名古屋には歯内療法のみ専門で行っている歯科医院はありません。
(愛知学院大学歯学部付属病院には歯内治療を専門に行う診療科があります)

ところで、歯内療法とは歯の神経(根管)の治療です。

・虫歯が進んで、神経抜いたり
・歯の中に膿がたまって、腫れてきたり
・虫歯を放置しておいて、歯に大きな穴が開いてその中が感染したり

したときに行われる治療です。

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歯内療法は、とても手間と時間がかかる治療で、
患者さんが歯科を受診して

「1本の歯を治すのに、一体何回通わなければいけないんだ!!!」

と感じたとしたら、それは歯内療法を行っていることが多いです。

歯内療法はホントに細かく地味な治療ですので、歯科医師にとっても大変なのですが、
これをキチンと行うかどうかで、その後の 「歯の持ち」 が全く変わってきます。

この治療を時間をかけて徹底して行う事は、良い結果を導きますので、何回も通院するのは大変ですが、歯内療法受診の際は、どうかご協力お願いします。

約2時間の短い講演でしたが、外科療法や抜歯の判断基準など、専門医ならではの示唆に富んだ、意義深い講習でした。

AEDの実習

2012年5月31日研修会・講習会

当院ではAEDを設置しているのですが、今日はお昼休み前に、その実際の使い方についての実習を行いました。

インストラクターはアルソックのウカイさんです。
テキパキとわかりやすくご指導いただきました。

手順は・・・・・・

意識の喪失と心停止の確認
すぐに胸骨圧迫(心臓マッサージ)等の心肺蘇生法を
と同時に、救急車の手配とAEDの手配の指示
心肺蘇生を続けながらAEDの使用

簡単なのですが、実際の現場でキチンと行えるかどうかは、日頃の心構えとトレーニングが必要でしよう。
緊急な状況では、きっとパッドのシールを剥がすのにも手こずるかもしれません。

カーラーの救命曲線によれば心停止3分で死亡率はおよそ50%、
その間に適切な処置が必要です。

また機会を見つけて、繰り返しトレーニングしなくてはと感じました。

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参考までに AEDとは
自動体外式除細動器(じどうたいがいしきじょさいどうき、Automated External Defibrillator, AED)
です。

ホワイトニングセミナーに参加しました

2009年11月2日研修会・講習会

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さる10月25日、歯科医師の浅野と、歯科衛生士の石塚で、ホワイトニングセミナーに参加してまいりました。
この日の講師の先生方は、日本で初めてホワイトニング専門のクリニックを開かれたという北原信也先生と、
日本で初めてフリーランスの歯科衛生士になられた土屋和子先生のお二方でした。
このたいへん著名な先生方に審美歯科におけるホワイトニングについて、またその際の衛生士の役割について、たくさんの事を学びました。

当院では、ホワイトニングをご希望される患者様が多いため、今回のセミナーの内容は実際の診療に活かすことの出来ることばかりで、とても充実した一日となりました。
現在、実際の診療で行っている事のさらなる向上を目指して、学んだ事を役立てていきたいと思います。

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「ホワイトニングは、歯を漂白するから、歯にダメージを与えるのではないか?」等の、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しかし、そうではありません。今回のセミナーで、ホワイトニング用のジェルは、もともと歯ぐきの消毒薬として使用されていたものである事を教わりました。ですから一時的に知覚過敏に似た症状がでたとしても、歯や歯ぐきを痛める事はありませんので、安心してホワイトニング治療を当院で受診されてください。
 

当院では、ホワイトニング開始前、治療後の口腔内写真を撮影し、みなさんに効果を実感していただいてますが、このセミナーで教えていただいたホワイトニング用の色見本は、色の変化を患者様と治療者とで相互確認しあうことができ、とても良いシステムだと感じました。

今後も、長谷川亨・歯科クリニックではスタッフ一同、みなさんのホワイトニングに対する要望に全力で応援して参ります。

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