インビザライン(マウスピース矯正) への道 その3

2021年5月21日歯のコラム

装置(アライナー=矯正用マウスピース)が来ました。歯の移動スタートです。

契約から10日から20日(工場の込み具合によって違うそうです)ほどすると、矯正装置(アライナーと呼びます)が到着します。

アライナー製造工場は海外にあるので、海外の宅配便でした。

矯正装置は診療所に送られてまいります。

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こんな感じ。

長谷川は16回分です。

駄菓子屋さんのガムのようにつながってパッキングされています。(昭和的な比喩でスミマセン)

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それぞれの袋に、アライナーが上下1セットづつ入っています

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アライナーが届くころに、患者さんにご来院いただき、

矯正の前準備と注意事項の説明があります。

前準備は

① アタッチメントと呼ばれる歯の表面の突起をつけます

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アタッチメントは回転など歯の微妙な移動に必要です。

② 必要に応じて歯のすき間を作ります

日本人は骨格的に歯が窮屈に重なる場合が多いので、すき間を作る必要が多いです。

こんな器具で行います。

magicstrip

最初は通例では1か月分のアライナーをお渡しします。

1週間ごとの交換ですので、お渡しするのは4個です。

付け外しの練習と注意事項をお話しして、1か月後のお約束をいただきます。

さて実際に装着してみると、思ったより違和感はありません。ただ、取り外しは最初は難しいかも、です。

口腔内装置に慣れている私長谷川でも、ピッタリはまっているアライナーはやや外しにくかったのですが、

説明書にあった内側から外すというアドバイスに従ったら確かにうまく外せました。

ケースもついています(2個)

case

そしてケースには

理想的な装着時間は22時間

と書いてあります。

22時間って・・・・食事時間以外はすべて装着しなさいってことです。

装着時間が守れるかどうか、自問自答しながら矯正はスタートしました。

(つづく)

インビザライン(マウスピース矯正) への道 その2

2021年4月15日歯のコラム

その2  スキャニングとシミュレーション

ワケのわからない単語が出てまいりましたが、

スキャニングとは歯並びの型どりのことです。

歯医者さんでよく行う、模型作りのための型どりです。模型を見ると客観的に状態を診断できます。

模型はこんな感じです

石こう模型

通例では、ぐにゃっとした粘土のようなもので、型どりして石こうを流し込んで作るのですが、

インビザラインGoではコンピューターで光を当てて行いますので、

模型バツ

模型は作る必要はありません。

スキャナーはこんな感じです

itero05

実際にスキャニングしてもらいました。

歯科衛生士と歯科医師 皆でスキャニングのセミナーを受けたので、

歯科衛生士のヨシモちゃん(我々はこう呼んでいます)にお願いしたところ、

サクサクと行ってくれました。

itero 06

型どりしたのち、それがどのように治療されるか、

その結果を見るのがシミュレーションです。

ネット経由で10分以内に送付されてきます。

シミュレーションとは、実際に歯がどう動くか、見てみることです。

インビザラインGOのソフトで簡単に行えます。

実例をご覧ください。

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https://youtu.be/BjfP8zLS1-8

さて、インビザラインGoは次のように進みます

① シミュレーションする

② 治療開始(契約)する  ←現在ココ

③ アライナー(マウスピース)を作る

④ アライナーを毎日 装着する

⑤ 1から2週間ごとに新しいものに交換する

⑥ 20週から40週で 終了

シミュレーションでOKが出れば、

契約書(同意書)に署名していただきます。

費用はウェブサイトをご覧ください。

注)
2021年7/1契約分より 片顎434,500円 上下顎484,000円 ですが
それ以前はオープニング価格で若干の割引が適用されます。


契約から約2週間で オーダーメードのアライナー(マウスピース)が海外の工場より送られてきます。


アライナーが届いたら、いよいよ治療スタートです。

(続く)   

インビザライン(マウスピース矯正) への道 その1

2021年3月21日歯のコラム

その1  はじまり ~ 院長自らやってみました

いつも、当クリニックの Websiteやブログを読んでいただきありがとうございます。

院長の長谷川です。

2021年(令和3年)から、当院で”インビザラインGoシステム”を導入しました。

  インビザラインGoシステムの説明はこちら →

 目立たず、早く、簡単に、(そして安価に)矯正が行なえる 」

がうたい文句のこのシステム、

評判は本当かどうか(別に疑ってはいませんが・・)、

患者様の目線で検証するために、

また、実際に受診される患者さんに、適切なアドバイスができるように、

まずは、自分でやってみようと

私自身がインビザラインGoを実際に受診することにしました

2021年1月から開始し、現在まだ治療中ですが

実際の治療経過について 適宜 報告させていただきたいです。

まず私の歯並び

両親からいただいた歯並びに文句を言う気は全くありませんが・・・

・・・・少し 出っ歯です。

toru invisa07

(この画像は、スキャニングした実際の私の歯並びです)

・・・

さらに

・・・

・・・下の前歯が歯並び悪いです。

toru invisa08

ということで、さっそく始めてみました。

まずは、iTero (デジタル スキャナー) で歯の型どりからです。

(続く)

謹賀新年

2021年1月1日お知らせ|ごあいさつ

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謹んで新春のお慶び申し上げます。

昨年は新型コロナウイルスに翻弄された1年でしたが

本年も引き続き注意が必要です。

covid19は感染した人が全て重篤化する病気ではありませんが、

まだまだ不明な点も多く、軽んずることなく

慎重に対応していきたいと考えております。

本年も例年通り、新しい技術や機材を導入し、

より高いレベルの診療を患者様にお届けできるよう

努めて参る所存です。

旧年と変わらぬ治療へのご協力とご理解をお願い申し上げます。

本年が皆様にとって素晴らしい年となりますように。

JAO設立25周年記念講演会

2020年12月5日歯のコラム

11月29日(日) JAO設立25周年記念講演会が、

名古屋観光ホテルにて開催されました。

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JAO(日本オッセオインテグレーション アカデミー:インプラントの研究会)は、

当時まだメジャーでなかったインプラント治療の正しい普及を目的として、

私を含めた4名をチャーターメンバーとして1995年に設立されました。

主に月一回の勉強会と、年一回の特別例会を通し、

地道に活動してまいりましたが、

本年で25周年を迎えることとなり、その記念の講演会を開催いたしました。

講師にブローネマルク・オッセオインテグレイション・センターの

小宮山彌太郎先生をお迎えし、

『より良いインプラント治療をめざして』の演題で

ご講演をいただきました。

当クリニックからは、私と2人の先生で参加いたしました。

コロナ禍のさ中、円卓に3名という感染防止の厳戒態勢の中講演は行われました。

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講演内容は25周年記念講演にふさわしく、

日本でも有数のインプラント研究者であり臨床家でもある、

小宮山先生ならではの鋭い考察と技術的なアドバイスが多くちりばめられており、

「真に患者さんにとって有益なインプラントとは何か」

について、深く考えさせられるとても意義深い内容でした。

これからも引き続き、インプラント治療に真摯な姿勢で向き合っていきたいです。