歯科衛生士ミーティング

2014年11月29日歯のコラム

 こんにちは
歯科衛生士のtsubasaです

 10月の始めに院長先生と歯科衛生士のみんなでミーティング会をしました
長谷川亨歯科クリニック近くにある韓国料理屋さんでお食事をしながらのミーティングでした

今回のテーマは、ホワイトニングについての話し合いでした
色んな意見を聞けてとても勉強になりました
多くの患者様の笑顔が見れるようにみんなでがんばっていきたいと思います

ミーティングをしながらの焼き肉、チヂミとってもおいしかったです
院長先生にはいつものびのびとお仕事をさせていただける環境とたのしいお食事会の場など感謝の気持ちでいっぱいです

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吉成伸夫教授(松本歯科大学)のレクチャー

2014年11月23日歯のコラム

11/22(土) JAO ( http://www.jaosseo.com/jao/ )の11月例会が行われました。

今回は 「近年の歯周病治療のトピックスー超高齢社会の歯周病治療を視野にー」 を演題に

松本歯科大学歯科保存学講座 吉成伸夫教授から、お話をいただきました。

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歯周病予防には、プラークと呼ばれるお口の中の細菌を除去するための管理(ご自身の管理と歯科診療所での管理)が欠かせないのですが、75歳を境に、歯周病が一気に悪化する傾向があるとのことです。

8020達成者(80歳で20本の歯が残っている方 : 歯科医師会の運動が功を奏し近年増えてきています)
が、さらに高齢となってから、虫歯がひどく進行し大きな問題となるケースも多く報告されていますが、歯周病も同じ傾向が見られる事は、患者さんにとっても歯科医師にとっても 深刻な問題です。

虫歯も歯周病も、前述の通りお口の清掃、管理により予防されているので、それが十分に行われなくなると、やはり病気は進行してしまいます。

問題のなのは、ご本人がやる気があっても、手が自由に動かなくなったり、健康状態が悪化したりして、今まで通りのクリーニングを行えなくなってしまう点です。

吉成先生によると、パタカラ(口の周りの筋肉を鍛える装置)や音波ブラシによって唾液の量を増加させ、歯周病進行抑制の一助としているとか。

今後ともさらに、歯科医師からの積極的な関わりが求められると思います。

さて、例会後は懇親会があります。
今回は、富田林市から加藤先生ご夫妻、山梨から秋山先生がご参加され、楽しく親交を深めることができました。

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ちなみにお店は  
「旬処 魚こう 」 でした。

050-5890-5101 (予約専用番号)   
住所 愛知県名古屋市東区東桜1-2-4

セミナーに行ってきました!

2014年11月17日歯のコラム

秋も深まり木の葉も色づき始めた今日この頃、みなさま如何お過ごしでしょうか。
食欲の秋のせいか著しい肉体的成長を遂げている歯科衛生士の横井です。

今回、私は11月2日(日)愛知学院大学にて開催されましたセミナー「歯科衛生士として診る力を養う」に出席させていただきました。
そこで得た情報が皆様の健康のために少しでもお役に立てば幸いです。

歯を構成するエナメル質は身体の組織の中で一番硬く、鉄よりも硬い組織です。
しかし、このエナメル質を破壊してしまうほどの力が「歯ぎしり」にあるということをご存知でしょうか。
多くの方は「歯ぎしり」=寝てる時にギリギリと音を立てる
と思われるようですが実は歯ぎしり(ブラキシズム)にはいくつかの種類があります。

1.「ギリギリ」と音がするグライディング
2.音もなくぐ~っと食いしばるクレンチング
3.「カンカンカン」と素早く上下の歯をぶつけ合うタッピング(あまりない)
4.上下の歯の軽い接触が持続的に続くTCH(tooth contacting habit:歯列接触癖)

ギリギリと音がするほど歯と歯をこすり合わせたり、強い咬合力でぐ~っと食いしばる行動は、単純に考えても歯にはよくないと分かります。
では、このような行動が長い期間持続すると口の中ではどのような変化が起こるのでしょうか。

1.歯のすり減り
2.歯の根元がえぐれる
3.歯に亀裂が入る
4.知覚過敏や歯痛
5.骨の吸収
6.歯の破折
7.詰め物がすぐに外れる など

またTCHは咬合力としては弱いのですが、口を閉じる筋肉が働いている状態が持続的に続くため、過剰な緊張により筋肉が疲労します。それにより引き起こされる症状の一つが顎関節症です。

歯ぎしりは自覚することが難しいのですが、会話や食事の際の歯が接触する力と比べて約6倍の力が加わり、気づかない間に徐々に歯を壊してしまいます。
歯科衛生士業務の中で、歯ぎしりの疑いを発見した際には、まずは実際に口腔内の状態を患者さんに知っていただき、日常生活での様子などを伺い、どのようにしたら患者さんの健康を維持できるかを一緒に考えていくことが大切だと感じました。

歯科衛生士という仕事は、幸いにも患者さんとコミュニケーションをとる機会が多く与えれれています。
コミュニケーションから得られる情報と診る力を養うことは患者さんの健康を維持するためにも大変重要だと再認識させられるセミナーでした。
これからも努力を怠らず皆様のお役に立てるよう励みたいと思います。

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第7回 日本国際歯科大会(横浜)に参加しました

2014年10月16日歯のコラム

10月11,12日と、 日本国際歯科大会に参加しました。パシフィコ横浜です。

4年に一度開催される、国内で開かれる歯科大会でも、最大級のミーティングです。

世界各国で、歯科雑誌や書籍を出版しているクインテッセンス社が主催し、日本はもとより、世界各国の高名な臨床家の講演を聞くことができます。(外国人だけで50人以上の講師が招待されています)

興味のある講演が、いくつも同時進行で行なわれるため、どの講演を選ぶか悩み深いところですが、今回は接着を使った審美修復と、インプラント義歯をメインに聴いてきました。

まるまる2日間、9時から17時まで受講し続けましたか、全く飽きることなく、充実したミーティングでした。

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第32回 日本臨床歯周病学会に参加して 4

2014年8月1日学会, 歯のコラム

先日、6月21、22日に名古屋で行われた
日本臨床歯周病学会第32回年次大会
に出席してきました。
地元名古屋ということでとても楽しみにしていた学会でした。

たくさんの講演をきいた中で私が特に印象に残っているのは
『包括的治療における歯科衛生士としての役割』
という重度歯周病と診断され抜歯となったが、他にも歯周病の進行が
認められる部位、補綴修復歯の不適合、縁下う蝕など多数の問題点があり
抜歯、インプラント治療、歯周外科処置など全顎的な治療が必要と診断された
患者さんの症例でした。

この患者さんは言葉数が少なく、物静かな印象の方で
初診時には、今まで自分の口腔内を怖くて見れなかったと言われたそうでした。

最初は聞かれないとあまり話されない方だったのが
治療を進めていく中で担当衛生士がコミニケーションをとることで
今まで口腔内を見れなかったと言っていた方が
『カレーを食べたら歯に色がついた気がする』
と歯の色の相談されたり
外科処置後の暫間義歯についても、少し不安そうな表情だったので
『大丈夫ですか?』と担当衛生士がお聞きしたところ
『実は、、義歯に違和感があって金具が目立つのが気になって最近はマスクばかりなんです。』
と打ち明けられ、それをもとに患者さんの要望に沿った治療
になったそうで、患者さんは長期治療を無事に終えれたそうです。

全顎的な治療は口腔内の変化が大きく時間を要することがあるため
患者さんには精神的なストレスがかかってくることがあります。
治療へのモチベーションを維持するために
担当衛生士として治療による口腔内の変化に対しての説明や
不安をなくすためにも患者さんの表情の変化をみながらの
声掛けなどのサポートが必要なのだなと思いました。

当院でもインプラントや補綴治療で全顎的な治療になる方は少なくないので
患者さんの気持ちの変化に寄り添ってモチベーションの維持を
していけるように今後の治療に役立てたいなと思いました。

歯科衛生士 奥野 美樹