年末年始の休診と応急診療のお知らせ

2017年12月29日お知らせ|診療日変更・休診

2017年はどうもありがとうございました。

年末年始の休診のお知らせです。

12月29日(金)より1月4日(木)までお休みとさせていただきます。

連休中、お困りの方は、以下の予定で応急処置を行います。

12月30日(土) 10:00から12:00

1月2日(火) 13:00から15:00

お電話は不通となっております。直接診療所へお越し下さい。

2018年もよろしくお願い申し上げます。

JAO(日本オッセオインテグレーションアカデミー)11月例会

2017年11月29日歯のコラム

JAO11月例会は、

深山 浩 氏 (科研製薬株式会社 名古屋支店 学術部長)
を講師にお迎えし開催されました。

テーマは
「世界初の歯周組織再生剤 リグロスR歯科用液キットの
作用機序と使用上の注点について 」
でした。

リグロスR とは、

「歯槽骨欠損部へ塗布することで、
歯槽骨、セメント質及び歯根膜の再生を促進し、
その結果、新生歯槽骨の増加など歯周組織を
再生させるという画期的なもの。」

です。

わかりにくいので、簡単に言い代えれば、

「歯周病によって壊された組織が、
新しい薬を塗ることによって、一部復元されるようになった。」

です。

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歯周病治療では、

「歯周病で、歯の周りの骨が一旦溶かされると、もう元に戻りません。
ですから、頑張って、早めに治療したり、予防することが大切です。」

とお話ししていたのですが、

この薬(リグロスR)により,一部再生されるようになったのです。

さらに重要なことは、

リグロスRは健康保険適用 であることです。

以前にも、同様な効果が期待される薬剤はあったのですが

( エムドゲインR とか・・・ )

保険適用外のため高額な費用がかかり、やや使用しにくい状況でした。

それが、改善されるのは

歯科医院にとっても 患者さんにとっても、とてもありがたいことです。

当院でも、リグロスR の効果が期待される症例は、
積極的に応用していきたいと考えています。

ご質問やご希望がございましたら、診療所スタッフにお申し付け下さい。

セルフケア処方のセミナーに参加しました。

2017年11月14日研修会・講習会

みなさんこんにちは。歯科衛生士のkieです!

10月12日(木)、大阪にて行われました

「患者さんの口腔内が変わる!個別対応のセルフケア処方

即実践セミナー」に参加してきました。

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ブログでも院長先生が報告していましたが、先輩衛生士のaikoさんも

8月に参加していたセミナーです!

皆それぞれお口の中のトラブルはちがいます。

みなさん一人一人に合ったセルフケア方法、ケアグッズを

どのように提案していけばいかという内容のセミナーでした!

みんなでディスカッションや情報交換する時間があり、

普段なかなか他の歯科医院に勤めている歯科衛生士の方と

交流する機会がなかったのでとても貴重な時間となりました!

歯科医院に来てクリーニングをうけて頂いても、毎日の家庭でのセルフケアが

できていないと大切な歯を守ることはできません。

このセミナーをきっかけに当院で扱っているセルフケアグッズの

まとめをみんなで話し合いながらしているところです!

みなさんの健康維持のお役に立てれば幸いです!

日本睡眠歯科学会に参加しました

2017年11月6日学会

11月3日(金)文化の日に日本睡眠歯科学会に参加して参りました。

会場は山口県岩国市(於:岩国国際観光ホテル)とチョット遠いのですが、

新幹線で約3時間と、思ったよりアクセスはよかったです。

今回は睡眠歯科医学基礎講座(研究編)に参加しました。

歯科と睡眠と何か関連あるの?と疑問にお感じの方もおいでかと思いますが、

歯科では主に、OSAS(閉塞性睡眠無呼吸症候群)のための

口腔内装置(Oral Appliance;OA)を扱っています。

睡眠学会2

OSAS(閉塞性睡眠無呼吸症候群)は 睡眠障害の一つで、

睡眠障害は交通事故や転倒事故などの間接的な原因となるばかりでなく

不登校や出社困難、うつ病などの神経症、身体疾患 ( 糖尿病、高血圧etc )

さらには寿命にも影響を及ぼすとのこと。

そして睡眠障害による社会的損失は3兆5000億円に及ぶとの試算もあるとのことです

この病気への対応はCPAP(シーパップ Continuous Positive Airway Pressure

 ;睡眠中、鼻から圧力空気を送り込む装置)の装着が最も効果的ですが、

装置が大きいため使用しにくい方のための選択肢に口腔装置(OA)があります。

200万人いるOSAS患者さんの中で、CPAP(シーパップ)を使用しているのは

40万人程度( 装置の供給数 )という事ですので、

150万人以上の患者さんに何らかのOSASに対する治療が必要といわれています。

口腔内装置(OA)は高い治療効果が現れる場合もありますがCPAPほど確実でありません。

しかし、取り扱いがCPAPに比べ簡易なので、その普及が期待されるところです。

睡眠時無呼吸症候群のセミナーの報告ブログもご覧下さい
2016年1月4日
http://blog.livedoor.jp/hasegawadental/archives/2016-01.html

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とんぼ返りなので、観光もナシでしたが、偶然、会場ホテル前が、錦帯橋という観光名所でしたので、写真だけ撮って来ました。

JAO9月例会

2017年11月3日歯のコラム

去る9月30日、

JAO(日本オッセオインテグレーションアカデミー=インプラントの勉強会)

9月定例研修会が講師に、社会医療法人明陽会 成田記念病院 歯科口腔外科 部長の

水谷英樹先生(藤田保健衛生大学医学部口腔外科 前教授)をお招きして

開催されましたでした。

テーマは 「インプラント治療と顎関節」でした。

一般歯科医師が顎関節症にどう関わっていくか、その診断基準から最新の治療法まで、

長年顎関節治療の第一人者として、顎関節治療に携わってきた水谷先生ならではの知見を交え

熱心にご講演いただきました。

jao201709

インプラント(人工歯根)は普通の歯と違い、歯根膜(歯と骨と間に介在する繊維の膜)が無いため

慎重な噛み合わせの調整と長期管理が必要です。

噛み合わせの不調により顎関節症が引き起こされることもあるのですが

インプラントと顎関節症との関連についてのお話はなかなか聞く機会がないため

とても為になる講演でした。

(院長)