2016年 JAO特別講演会 ~ 築山鉄平先生(福岡)

2016年10月29日研修会・講習会, 歯のコラム

10/23(日) (株)シロナ 名古屋支社にて、2016年 JAO特別講演会 が行われました。

講師は、福岡市でご開業の築山鉄平(つきやま てっぺい)先生です。

築山先生は、タフツ大学歯学部で、歯周科(修士)、審美補綴を修得され、その後福岡の自院にて、
予防歯科を主体とした画期的な ( 何が画期的かというのが今回の講演内容でした ) 歯科診療を
実践されている、まさに新進気鋭の歯科学者であり臨床家です。

講演は二部形式で、 午前は
2 0 年先を見据えた歯科医療のイノベーションを考える
~ 真の患者利益、真の歯科医療の価値を実現するために-

午後からは
近代歯周病学において、私たちは何を考え、何を計画し、何を実行すべきなのか?
~ 歯周炎に対する包括的アプローチ

のテーマでした。

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  歯科衛生士の重要性を強調されておりました

アメリカ、中国に次ぐ、世界第3の経済国であるにもかかわらず、日本の歯科医療の現状があまりにも
お粗末である点は、かねてから指摘されているものの、そこから脱却できないのは、
理想とする歯科医療を実践するのに立ちふさがる、さまざまな障壁が存在するからに他なりません。

築山先生は、その障壁に、真正面から取り組み、実践を行っている数少ない歯科医師の一人です。

ご専門の歯周病の症例についても触れながら、歯科医療の本質についての示唆に富む、すばらしい講演でした。

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JAO理事と。向かって左から3番目が築山講師です。

8月お誕生日会(2名)、歓送迎会 

2016年10月14日ブログ

こんにちは(^^)

ブログの担当をさせて頂きます、新人衛生士のkieです♪

更新が遅くなってしまいましたが…

今回は歯科助手momokaさん、衛生士yukariさんのお誕生日会&衛生士mikiさんの送別会&

歯科助手yuuriさんの歓迎会と内容盛りだくさんなお食事会でした*\(^o^)/*

吉成先生と高橋えり先生も参加してくださりました!

では、今回の主役の紹介をさせて頂きます☆

まずはお誕生日のお二人♪

momokaさんはいつもニコニコしていて、明るくてみんなを盛り上げてくれる

ムードメーカーです!!そして仕事ではテキパキとしていていつも助けてくれる

とても優しい先輩です♪

yukariさんはお話がとってもおもしろく、いつもみんなを笑わせてくれます!

とても物知りで、質問になんでも答えてくれてとても頼りになる衛生士の

先輩です!

お誕生日おめでとうございました(*^^*)

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そして5年間長谷川亨歯科を支えてくれたmikiさん!!

今までお疲れ様でした♪

mikiさんはいつも周りを気にかけてくれてとっても優しく

丁寧に教えてくれる先輩でした!

少しの間でしたが一緒に働けて幸せです(>_<) mikiさんに教わったことを忘れずこれから私も頑張っていきます!
最後に…!歯科助手のyuuriさんが新しく長谷川亨歯科メンバーに

加わりました♪いつも素敵な笑顔で癒されます!!

未経験とは思えないほど覚えるのがはやくいつも驚いています!

私の方がyuuriさんに頼ってる時があります(笑)

これからよろしくお願いします(^o^)/

今回のお店もとってもオシャレでおいしかったです♪

クスクスを使った料理など普段なかなか食べられないものやオシャレな前菜…

ぜーんぶおいしかったです♪♪
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ドリンクコーナーにはシェイカーがあり、バーテンダーさんのような真似をしながら

カクテルを作りあいっこして楽しかったです☆

美味しいごはんと美味しいドリンクと素敵なメンバーでお食事ができて幸せでした!

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院長先生ご馳走様でした!

いつも素敵な時間をありがとうございます(^o^)

PMTCセミナー

2016年9月30日研修会・講習会

朝夕の風に秋の気配を感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

今回は、歯科衛生士の和気(ワケ)と私横井がPMTCのセミナーに参加させて頂きましたので、今回はその内容についてご報告させていただこうと思います。

PMTCはスウェーデンのアクセルソン博士が1971 年に提唱し、今や日本の歯科医療においても広く普及している予防医療の施術方です。

今回のセミナーは本当に凄いです。
何が凄いかと申しますと、アクセルソン博士と共に研究を進めてこられたニーストレン女史による講演と更に直接の実技指導付きです!(ここでテンションが上がるのは歯科関係者のみ)

まず、講演の初っぱなから
「15年の臨床研究によって歯はほぼ100%守ることができると分かりました。」

という、力強い幕開けに血圧が上昇するような興奮を覚えたのは私だけではなかったはずです。

以下、DH和気に変わりましてご報告させていただきます。

PMTCとは
professional mechanical tooth cleaning の略です。
セルフケアだけではコントロールしにくいリスク部位を、歯科医院においてプロがクリーニングすることです。単に見た目の美しさを目的とするのではなく、生涯健康な歯を維持するために行います。
ポイントとなるリスク部位は、歯と歯の隣接した面と歯くぎの中です(特に奥歯)。
PMTCは、バイオフィルムという、歯周病や虫歯の原因となる細菌の膜を取り除きます。このネバネバした膜は歯ブラシでは落とすことが困難なので、わたしたち衛生士がクリーニングします。

予防歯科において世界的に知られている歯科医師アクセルソン博士による長期研究があります。
研究によって次のことが証明されました。
30年間、定期的にPMTCやセルフケアの指導を受けたかたたちが失った歯は、たったの0.6本でした。(被験者257名の平均)
年齢に関係なく、定期的なメインテナンスと、良好なセルフケアを継続することで、健康な歯を守ることができるのです。

今回のセミナーの講師は、スウェーデン人のブリギッタ先生でした。
世界で初めて患者さんにPMTCを提供した歯科衛生士さんです。
実習のときは、ブリギッタ先生がひとりひとり見て回ってくれて、先生に直接教えていただくことができました!英語がペラペラな横井さんはブリギッタ先生と会話していました。すごい…!


ペラペラではなく、なんちゃって英語風ですのであしからず(by 横井)

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最後に…
スウェーデンで始まったこの予防プログラムは、3歳児のムシ歯率80%を6年で4%にまで引き下げました。
これは、バイオフィルム除去というのがいかに歯を守るために必要であるかを物語っています。
しかし、PMTCさえすれば歯を守れるということではありません。
正しいホームケアができるということが大前提です。
定期クリーニングでバイオフィルムを除去しても、ホームケアが不十分であれば、ものの数日でプラークや歯石は付いてしまいます。
いかにクリーニング後のツルツルの状態を維持するかが重要です。

うまく歯が磨けない、朝起きると口の中がネバネバするなど、どんな事でも私たち歯科衛生士にご相談ください。
皆様の歯を守るためのサポートを喜んでいたします。

皆様がいつまでもご自身の歯で美味しくお食事されることを願っております。

日本歯科審美学会 第27回学術大会に参加して

2016年9月12日学会, 歯のコラム

猛暑も少し和らいだ今日この頃、皆様いかがお過ごしてしょうか。
歯科衛生士内田です。

去る8月27日から28日に日本歯科審美学会in 北海道へ参加して参りました。
今回の学会は1人での参加でしかも北海道…緊張しつつも北海道で美味しい
食べ物を堪能したいというワクワクドキドキで参加してきました~!

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さて、日本歯科審美学会は1987年の創立から昨年より一般社団法人化となり
現在では4600名の会員数を超える有数規模の学術団体として日本の歯科
審美学を支える歴史ある学会です。

私自身も本学会ホワイトニングコーディネーターを2007年に習得し、当院で行う
ホワイトニングに関する正しい知識の情報提供とともに皆様のお口に対する
審美のお手伝いをさせて頂いております。

今年のメインテーマは「歯科審美 さらなる高みを目指して」をテーマに
保存学、補綴学、矯正学、歯科衛生士教育講演、歯科技工士教育講演と
幅広くシンポジウムが行われました。

審美といえば歯のホワイトニングはもちろん、セラミックやコンポジットレジン、
矯正治療の症例など専門分野がそれぞれありますが、
今回歯科衛生士教育講演のメインは超高齢社会の歯科審美について。

普段診療所の臨床家にはなかなかピンとこないテーマではありますが、
現在の日本は超高齢社会に突入していることはみなさんご存知の通りで、
医療と介護のさらなる連携、多職種における連携が必要と言われています。
(多職種とは医師、歯科医師、看護師、歯科衛生士など医療従事者の
専門性を生かし総合的に医療を提供すること)

今回の教育講演では地域保健看護やチーム医療でご活躍されている看護師さん
2名と要介護現場でご活躍されている衛生士さんの3名でのセッションでした。

口腔ケアの重要性と審美性の高い補綴物やインプラントの口腔ケアから、
口腔衛生と口腔機能向上させ歯科審美を維持することで
「食べる」を支援することにつながるというお話でした。

これは高齢者や要介護高齢者だけに限らず、すべての人に当てはまる話しではないかと考えます。

実は審美学と歯周病学は深く関連しており、そもそも審美歯科治療とは
歯を白くさせるだけ、綺麗なセラミックだけを装着するだけでは
バランスのとれた治療かと言われると疑問が残ります。

いろいろなイメージがあると思いますが、審美歯科治療とは、

「歯や歯肉の色(色彩美)や形態(形態美)などの自然な外観と機能(機能美)を
バランスよく回復することにより美しい笑顔と口腔機能の維持を獲得する」

が大前提になります。

せっかく歯が白くなっても、歯茎が赤く腫れていたり、
セラミックと歯茎のバランスがよくなければ調和のとれた審美治療とはかけ離れてしまいます。

なかなか普段聞くことのできないセッション内容に
口腔衛生(お手入れの管理)と口腔機能の向上の大切さを改めて痛感した学会でした。

長々とご報告しましたが…

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海鮮もほどほど楽しんだところで、地元では有名なジンギスカンのお店に行ってきました~!
1時間半待ちましたが…お肉独特の臭みもなく、学会とともに充実した北海道でした☆

夏休み ~ 越中八尾 おわら風の盆

2016年9月2日ブログ

9月になりましたが、長谷川は遅い夏休みをとって、おわら風の盆に出掛けました。

おわら風の盆
https://www.yatsuo.net/kazenobon/guide/guide03.html

名古屋から車で約3時間半で富山市へ。八尾は富山市から車で約30分です。

街全体にぼんぼりが灯り、幻想的です。

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9月1、2、3日がお祭り本番で、その期間、三味線、胡弓、そして、とうとうと唄いあげる「おわら節」に乗って、若い男女が街を優雅に、そして(男性は)力強く練り歩きます。

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八尾には11の町(町内)があり、それぞれの街が独自の踊りを競うように、あちこちで披露します。

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3日間でこの小さな街に25万人の観光客が訪れるとの事、覚悟していましたがすごい人出です。

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夕刻から11時30分まで楽しみましたが、夜通し踊りは続くとのこと。また、観光客の少なくなった深夜こそ、おわら風の盆、本来の趣向を感じることができるとのことですが、5時間以上、ビールを飲みながら坂道を歩きまわり、ヘロヘロ状態で、これ以上は自主ドクターストップということで、後ろ髪を引かれる思いで、八尾をあとにしました。

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短くも楽しい夏休みでした。
明日から、また診療に頑張ります。