AAP(アメリカ歯周病学会)に参加

2008年9月17日研修会・講習会

9月5日から10日まで、AAP(アメリカ歯周病学会)に参加しました。

開催地はシアトル市です。シアトル市は以前(といっても20年以上前ですが)に1ヶ月ほど滞在した事もあり土地勘があるのですが、今回は学会会場(コンベンションセンター)とその隣のホテル(シェラトン・シアトル)の往復のみで、後は食事と買い物に出かけたくらいでした。

学会は4日間(6日から9日まで)行われました。会員数が1万人を超す大型の学会ですので、今回の参加者も半端ではありませんでした。目玉となるジェネラルセッション(GS1)は、軽く1500人は超えていたでしょうか。驚きです。

慣れない英語に悪戦苦闘の目の回るような毎日でしたが、逆に脳はリフレッシュされたような感じがしました。シアトルはイチローのシアトルマリナーズ(メジャーリーグ)の本拠地で、たまたま行われていた試合も松井のNYヤンキースとの好カードでしたが、結局それも見れずじまいでしたが、久しぶりに学生時代に戻ったような、新鮮な4日間でした。

セッションは、インプラントを中心に選択しました。熱気あふれる講演に大いに刺激を受けてまいりました。

無記名アンケート結果

2008年7月14日ブログ

先月 当院でアンケートが実施されました。このアンケートは(株)エンパワーヘルスケアー社の協力のもと行われ、無記名ー無作為のシビアなアンケートです。

無作為の200名の患者様に 治療終了時にご記名頂き、その用紙は施錠された回収箱に入れられ、われわれ診療所スタッフ(院長含む)はそれを見ることはできません。

無事200名の方にご協力いただき、回収箱ごと管理会社に送り、後は結果を待つのみです。

7月はじめに結果が送られてまいりました。

ドクター、スタッフ(ドクター以外)、設備、アクセス などそれぞれについて、多診療所との比較からはじまり、患者様の個々のコメントもキチンと項目ごとにまとめてあります。20ページにおよぶボリュームの分析およびコメント集計でした。

総合ランクは・・・・・ 

Aランク

ほっと一息の 良い結果でした。特に女性スタッフの評価が群を抜いていました。

しかし、喜んでばかりはいられません。当院の強み 弱みが患者様の個々のコメントをとおして、明確にされているので、反省点も多くあります。また、普段 気づいていない点もたくさん思い知らされる結果となったのです。

いずれも、さらに患者様の満足度を高めるのに必要な事項ばかりです。
その内容については、引き続きまとめてみようと思います。

歯科衛生士セミナーに参加しました

2008年6月16日研修会・講習会

フィンランド講習会
6月12日「フィンランドにおける口腔内ケアのチームコンセプト」という研修会に参加させていただきました。
この研修会では、フィンランドからはるばるお二人の先生がおみえになり、貴重なお話しをお聞きすることができました。
歯科医師や歯科衛生士だけが独立して治療や予防処置をするのではなく、これからは 患者様と歯科医師・歯科衛生士が、患者様の口腔内を守るため、協力しあい、患者様のご理解とご協力を得て、ともに口腔ケアをするために、治療や今後の予防を行っていくというフィンランドではもう実践されている相互関係について とても有意義で貴重なお話しを聞くことができました。
ここでお聞きしたお話を少しずつでも実践できるように、今後の衛生士としての在り方や患者様との接し方など、改めて考えて参りたいと思います。
この写真は、研修の最後に先生方と記念に撮らせていただきました。
写真左側はエルヤ・レートネン先生、写真右側はキモ・ソーマライネン先生です。

まり子さんのバースデー

2008年3月3日ブログ

少し前のことになりますが、、2月9日(土)は、歯科助手のまり子さんのお誕生日会でした。まり子さんは、某有名デパートの某高級ブランド店の販売員から当院の歯科助手に転職され、はや3年。今や当院に無くてはならない存在です。

さて、当日名古屋は何年かぶりの大雪で、まともに歩いて行けないような状況でした。

レストランはランの館「オーキッド・ルーム」でした。

ランの館は 「平成10年5月にオープン。欧州のある国のラン好きの外交官(アジョナ・オーキッド氏)の邸宅で、ラン生産が盛んな愛知県の中心・名古屋に屋敷を構えたという想定で作られた日本一のおしゃれガーデン(ランの館HPより抜粋)」です。

さて、食事はとても美味しかったのですが(☆4つ?)、接遇は☆1つといった感じでした。予約どおり定時についたのに、10分以上レストランの外の寒いイスで待たされたのが残念でした。

当院においても、予約時間の厳守については、最優先の課題として取り組んでいる所ですが、予約時間通り来院された方をお待たせしないことはとても大切だと実感しました。

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待合室の本 ~ 僕の小規模な生活(続き)

2008年2月26日ブログ

僕の小規模な生活(講談社 福満しげゆき)は週刊コミック モーニングに連載されていて、今はお休み中ですが、2月末くらいから再連載される予定です。

自信がなさそうで、かつ自分の生き方にコンプレックス抱きながら日々生活しているマンガ家(=作者?)が主人公です。

ところで週刊コミックモーニングといえば、青年コミック誌では、メジャー中のメジャーで、そこで連載され、かつ人気を得ているとう事は、漫画家としては頂点に近いところに到達した事を表してます。

主人公は奥さんと2人暮らしですが、マンガが売れるまでは、仕事やバイトもうまくいかず、ほぼ無職の状態で、ウツウツとした毎日を送っています。自分をさげすんだり、人をうらやむ気持ちが強く、マンガの中でその心情を吐露するのですが、その内容が本当に「小規模」なのです。

やがてマンガが少しずつ認められていくのですが、雑誌編集者との折衝やちょっとしたやりとりも、なかなか「小規模」で、圧倒的な筆力やパワーで人気の座を勝ち取っていく売れっ子マンガ家のサクセスストーリーとは対極にありあます。

同級生からも、あまり相手にされないような境遇にコンプレックスを抱きながらも、さりとて、歯を食いしばって努力と根性で漫画家としての成功をつかんだのでもなく、毎日のちょっとした偶然や、ちょっとした働きがけにより、作者の人生が少しずつ変わっていく様子を、断片的なエピソードと共に描かれています。

画風やストーリー展開はオリジナリティーにあふれ、「なんだこりゃ」と思いながらもつい夢中になって読んでしまいました。私にとってはとても面白い作品でしたが、万人向きかどうかはわかりません。

ちなみに、作者はこの作品を フィクションと主張されていますが、この作品の前作に当たる「僕の小規模な失敗(青林工藝舎)」から続けて読むと、作者の実際の日々を綴っているものとしか思えません。作者のますますのご活躍を期待しています。