週間ダイアモンド 歯科特集について(1)

2013年6月14日歯のコラム

週間ダイアモンド 6月16日(2013)に「もうダマされない 歯医者の裏側」という特集記事が掲載されました。
新聞広告で見て、早速読んでみました。

週間ダイアモンド

一言で言えば・・・よく調べられた、良い内容でした。
(もちろん疑問に感じるところも随所に見受けられましたが、概してということです)

実際に臨床(治療)を行っている歯科医師でしか知り得ない内容も多く含まれているので、
たくさんの歯科医に取材を行った上での記事であることから、ジャーナリズムの公平性を
鑑みれば、ほかで多く見られる興味本位の 「歯医者へのバッシング記事」 とは一線を
画していると思います。

内容は、この特集を読めば、現在の歯科界の状況から最新治療まで一通り理解できる、
読み応え(よみごたえ)のあるものになっています。

歯科医師数の過剰から歯科医院の経営悪化(歯医者の泥沼)状態になり、患者争奪の
ための値下げ合戦が起こる。その治療費のカラクリ(保険治療、ホワイトニングやインプ
ラントなどの自費治療)からはじまり、患者トラブルが多発しているインプラント治療の現状、
歯医者の選別法、そして新しい歯科医療技術の評価や予防方法、さらには歯科医師や
歯科大学の将来(記事では「末路」と表現されてマス)に至るまで、幅広く歯科のトピックス
を網羅しています。

患者さんが正しい知識を持ち、適切な治療を受けることはとても大切です。
数回にわたって、この記事を元に当院(長谷川亨歯科クリニック)の診療内容や私の考え
について、述べさせていただきたいと思います。

yukaさんの結婚披露宴

2013年6月1日ブログ

おめでたい報告です。

当院のニューフェイス(・・・といっても もう8ヶ月くらいたちましたが)yukaさんが、めでたくご結婚されました。

院長の私も、お招きいただいたので、結婚式と披露宴、行ってまいりました。

ちなみに、私は結婚式が大好きです。

何やら 幸せな気持ちになれるから・・・

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う~ん、 若いお二人だけあって、初々しい結婚式でした。
純白のウエディングドレスもステキです。

yukaさんには、結婚後も引き続き ご勤務いただいています。

どうぞ いつまでもお幸せに。

JAO 5月特別例会

2013年5月31日歯のコラム

5月26日(日曜日) 私が所属しているJAO 日本オッセオインテグレーションアカデミーの、5月特別講演会がありました。

(会場は名古屋市中区の(株)シロナ 会議室)

テーマは 「顎位を語る」 

そして講師としてお招きしたのは
 
池田 和己 先生 (東京都ヒルサイドビュー矯正歯科院長, Roth/Williams Internatiinalセミナー主催) 

酒井 優 先生(愛知県 酒井矯正歯科 院長) 

のお二人です。

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「顎位」とは 、顎の位置であり、噛み合わせの位置の事です。

歯の治療では顎位を定めることがとても大切で、たくさんの理論や技術が研究され、また日頃の治療でも語られているのですが、顎位は左右の顎の関節(顎関節)を支点に、筋肉によってサポートされ3次元的に運動するため、なかなか理論通りにはいかないのが現実です。

顎位についてはたくさんの理論(咬合理論)がありながらも、理論と臨床の一致が困難なところが臨床家にとっては悩ましく、最近では顎位を語ることが、敬遠される傾向すら見うけられます。

かくいう私(長谷川)も、あまり顎位を厳密にとらえることなく、、患者さんの個々の日常で自然に行われている顎の運動を基準として、噛み合わせを決めることが多いです。

しかし今回の講師の池田先生と酒井先生は、矯正専門医でありながら(通常 顎位の研究は 補綴学:歯を作るする分野 で取り扱われる事が多いのです)CTを使用し、視覚的に正しい顎位をモニターしながら、歯を動かし、正しい噛み合わせを作っていという、難易度の高い治療にチャレンジし、すばらしい治療結果を導き出しています。

顎が正しい位置にあり、ズレが無いと言うことは,審美的(見た目)にも美しいと言うことです。ご提供いただいた症例で、治療を終了した患者さんは、どなたも美しく、幸せな表情をされていました。

歯列矯正については私は門外漢ですが、顎位(顎の位置)も歯列不正も・・・当然ですが・・・深く有機的に関連していることが実感されたとともに、毎日の臨床においても、もっと多角的な視点から、治療に取り組まねばと、深く考えさせられたとても良いセミナーでした。

今回は、少し専門的でスミマセン。

前歯のインプラント治療

2013年5月28日歯のコラム

インプラント黎明期には前歯のインプラントは困難と言われていましたが、今では普通に行われます。

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上の写真は、向かって2番目の歯が失われた症例です。
インプラントを埋入、3ヶ月後にインプラント本体と人工歯(セラミクス冠)とをつなぐ土台(アバットメント)を装着した所です。

アバットメントは通常チタン製(シルバー色)を使用しますが、この場合は前歯ですので、ジルコニア製のアバットメントを使用しています。

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セラミクス冠を装着した写真です。歯肉の形が自然です。

この症例では、歯肉の整形手術は不要でしたが、歯肉のボリューム(幅や厚み)がないときは、その為の手術が必要です。

当院のインプラントのついては インプラントHPをご参照下さい。

ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日

2013年1月28日ブログ

久しぶりに映画を観に行きました。

「ライフ・オブ・パイ / トラと漂流した227日」
lifeofpie

3Dは「アバター」以来です。

元来、映画好きな私(長谷川)は、映画評を新聞に載せていただいたこともありますが、
最近はDVD派に。
しかし借りてきても、仕事疲れで、モニターの前で寝入ってしまうとことも度々という、
映画ファンと名乗るのも、おこがましい状況です。

今回は、新聞の映画評で「文学的な結末で、解釈は見る人次第だ・・・」(確か)
と書かれていたのを読んで、
「うーん、虎と227日も漂流して文学的な結末とは???」と興味をかき立てられ、
劇場に足を運ぶことに。

さて、感想は・・・・

ずばり、前述の映画評通りでした。

主人公はインド人の少年
さらに、彼は3つの宗教の信仰者
少し変わった少年ですが、家族に愛され恋人もいます

トラとの漂流シーン(大部分はコレです) はリアリスティックで、生々しく、
そして何より ゾっとするほど美しいです。

これ以上 何を書いても ネタバレ になりそうなので、あまり書きませんが、

私は、ストーリーとその結末に 神の存在と人間のエゴイズム を感じました。

長谷川は理屈っぽいのであれこれ考えますが、
約2時間30分、何も考えずに、スリルと映像美を堪能するのが、この映画のもっとも正し見方かもしれません。

ご覧になる方は 是非 3D版 をおすすめします!